無垢⽻⽬板/無垢フローリング/造作加⼯/集成材/デッキ材のモリバヤシ

木材基礎用語

無垢フローリングや⽻⽬板をご購⼊・施⼯いただく際に知っておきたい基本⽤語を、分かりやすくまとめました。 ⽤語を理解することで、商品の選び間違いや施⼯時のトラブルを防ぎ、安⼼してご購⼊いただけます。

タイプについて

タイプは、フローリングの構造や形状、貼り⽅の違いを表します。
価格や⾒た⽬、施⼯⽅法に関わるため、⽤途や仕上がりのイメージに合わせてお選びください。

ユニタイプ ⻑さ⽅向に数ピースつなぎ合わせたもの。
⼀枚板より価格はお安くなります。
⼀枚板タイプ つなぎ⽬のない⼀枚もの。
希少価値が⾼い。
乱尺タイプ 1ケースに⼊っているフローリング材の⻑さがまちまちなもの。
1枚の⻑さは300mm〜1200mm程度で、つなぎ⽬はありません。
三層タイプ 3枚の板(表⾯材・コア材・バック材)を貼り合わせて1枚にした複層フローリング。
表⾯材に3mm厚の挽き板を使⽤し、⻑さ⽅向につなぎ⽬はありません。
ヘリンボーン
タイプ
⻑さ420mm×⼱60mmの⼩⽚を組み合わせてヘリンボン模様に貼り合わせます。
ニシン(ヘリング)⾻(ボーン)に似ていることからこの名前で呼ばれます。
直貼りタイプ 裏⾯にカルプクッションを貼り付け、コンクリート⾯にも直接
接着剤で貼り付けられるもの。

グレードについて

グレードとは、節や辺材の⼊り具合の程度を表します。
⾒た⽬による分類なので、品質や性能に優劣はありません。あくまで⽬安としてお考え下さい。

Aグレード 節や辺材が⼊らないもの
ABグレード ⼩さな節や辺材が⼊るもの
Bグレード 節や辺材が⼊るもの
Cグレード 節や辺材が⼊るもの
源平 ⼼材(⾚⾝)と辺材(⽩太)が混在しているもの
無節 節が⼊らないもの
上⼩節 10㎜以下の⼩さな節が1、2個程度⼊るもの
節付 節が⼊らないもの
※グレードの設定は樹種によって異なります。

塗装について

塗装は、⽊材表⾯の仕上げ⽅法を指します。
⾒た⽬の質感やメンテナンス性、耐久性に影響するため、⽤途や好みに合わせてお選びください。

ウレタン塗装 ⽊材の表⾯に塗膜ができる塗料を施した状態です。
撥⽔性、耐久性に優れているため、汚れ・シミが付きにくくお⼿⼊れが簡単です。
オイル塗装 ⾃然の植物油を主成分とした浸透性の塗料です。
⽊材の質感が残り肌触りよく仕上がります。
無塗装 塗装を施していない状態です。

加⼯について

加⼯は、⽊材を使いやすくするための切断・成形・表⾯処理などの⼯程です。
⽤途や施⼯⽅法に合わせた加⼯を⾏うことで、仕上がりの精度や施⼯性が向上します。

ドイツ加⼯
四辺を⾯取りし溝をつけ、輪郭を際⽴たせる加⼯。
本実⽬透しV溝
加⼯
接合部をV字型に削り、陰影と⽴体感を出す加⼯。
本実⽬透し加⼯
接合部に細い溝をつけ、すっきりと⾒せる加⼯。
エンドマッチ
加⼯
四辺すべてに本実を施し、施⼯を安定させる加⼯。

⽊材について

⽊材は、樹種や切り出し⽅によって⾒た⽬や性質が⼤きく変わります。
特徴を理解することで、空間デザインやメンテナンス計画が⽴てやすくなります。

板⽬ 年輪が平⾏ではなく⼭形や筍形の⽊⽬。
柾⽬ ⽊⽬がほぼ平⾏に並んでいる。
⼼材 樹の中⼼に近い⾊の濃い部分。「⾚⾝」とも呼ばれる。
⽐較的硬く、腐りにくい。
辺材 ⼼材の外側の部分。⼼材に⽐べ⾊が淡いため「⽩太」とも呼ばれる。
⽐較的節が少ない。
源平 ⼼材(⾚⾝)と辺材(⽩太)が混在している⽊材。
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